今日のファンダメンタルズ(金)
前日の相場動向
- 東京市場のドル円相場は110.13で寄り付いた
- 直後にドル円は高値110.22をつけると、やや反落し、110円台を跨いでの推移が続いた
- 欧州勢参入後、米10年国債利回りが小幅に上昇したことから、ドル円も110円台前半までじり高に推移した
- 米国勢参入後、日米首脳会談が行われ、12日に実施予定の米朝首脳会談を前に、北朝鮮を巡る対応について話し合われ,トランプ大統領は、朝鮮戦争を終結させるための文書合意を締結する可能性に言及した一方、北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動をとらない場合は制裁解除をしないと強硬な姿勢も見せた。これを受け、北朝鮮を巡る地政学的リスクが意識されたことに加えて、米10年国債利回りが大幅に低下したことも相まって、ドル円は安値109.48まで反落した
- その後ドル円はやや値を戻し、結局109.70で引けている
日本
日銀 上がらぬ物価を再点検
- 日銀は6月と7月の金融政策決定会合で、物価の動向を集中的に点検する
- 値上げの動きが乏しく、企業が価格を見直すことが多い4月も物価の伸びが鈍っていたため
- 従来はデフレ心理と賃金の弱さから物価が上がりにくいとみていたが、構造的な問題も含め、他に押し下げの要因がないかを分析する
- 2018年度以降の物価見通しの引き下げも検討するが、現行の金融緩和策は粘り強く続ける方向
今日の株式見通し=反落、円高が重し
- G7サミット前で手控えムード
- 前日の米国市場でダウは上昇したがナスダック総合は下落した
- 為替は円高に触れており、外需大型株の重しとなりそう
- 8-9日にカナダでG7サミットがある
米国
米、ZTE制裁見直し 罰金最大1500億円
- 米商務省は7日、中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)に対する制裁の見直しで同社と合意したと発表した
- 最大14億ドル(約1500億円)の罰金や経営陣の刷新、米国が選んだ法令順守担当者を受け入れることを条件に、米国企業との取引禁止を解く
- ZTE問題が片付けば、米中摩擦を巡る貿易交渉の進展にも影響しそうだ。
- ロス商務長官は「非常に厳しい合意内容で、商務省が科す罰金額として過去最大だ」と強調した
欧州
仏大統領 G7 首脳宣言追求より中身
- フランスのマクロン大統領は全七カ国で包囲する首脳宣言を追求しすぎて、中身を諦めるようなことが会ってはいけないと語った
- パリ協定に言及しない首脳宣言を受け入れる用意はないとした
- ただ、トランプ氏の説得は試みる考え
ユーロ三週間ぶり高値、ECB量的緩和終了示唆との観測
- ユーロがタイドルで3週間ぶりの高値をつけた
- 来週の理事会で債権買い入れ作の年内終了を示す可能性があるとの観測が出ていることが背景
今日の経済指標
*随時更新
*ソース:ロイター、日経、三井UFJ銀行、みんかぶFX